久しぶりのカイさんとのキスに酔いしれたいけど、状況が状況。
汗をかいてて凄く恥ずかしいから早く離れたくて口を頑なに開かず、カイさんの胸に手を当てて逃れようと試みる。
だけどそんな私の乙女心を知る由もないカイさんは有無なしに裾から手を入れてきた。
あまりの恥ずかしさに手に力を入れて距離を少し取った。
水なんか後で先に汗拭きシートで拭けばよかった!なんて後悔しても後の祭り。
どうにかして早くトイレで拭きたくて焦る私の手首を引っ張って居間を出てくカイさんが向かったのは、以前一度だけ使ったことのあるお風呂で。
脱衣所に突然連れてこられて困惑する私にカイさんはまたもやキスをしてきた。
「ッ!待って、」
更にはブラのホックをいとも簡単に外して、黙らせる手段の様に口を塞いで舌を入れてきた。
久々のカイさんの舌は柔らかくて熱い。
逃げる私の舌に絡めてくるそれに恥ずかしいと思いながらも、どこか期待してる自分が見えた。
乙女心とかもうどうでもいいかもしれない。
だってあまりにもカイさんのキスが優しくて強引で、気づけばもっとしてって思う自分がいる。
「…カイ、さん…」
長いキスで更に体が火照ってぼんやりする私の頬に優しく触れるカイさん。
「あんたの嫌がることはしたくない」
「……」
「嫌なら一人で入れ」
それがお風呂だってことが聞かなくても分かる私はカイさんの手に頬を摺り寄せる。
「……イヤ…一緒に、」
それが合図だったかの様に暫くキスを続け、お風呂に入る頃にはもう既に私は意識が朦朧としていた。

