暑いのにも関わらず帰りは手を繋いで帰った。
結局サジさんとは会えずじまいで残念がる私に、おじさんは「来たってこと言っときゃいいだろ」と仲介役を担ったくれた。
最後お店を出る時「また来ます」と伝えれば「避妊はしっかりしろよ!」ととんでもない言葉を投げかけられ、また赤くなる私をカイさんは楽しそうに笑ってたから、やっぱろ私も釣られて笑った。
”カイさんには私が合ってる”っておじさんが言ってくれたことを思い出して帰りながら何度もニヤニヤした。
自分じゃ分からない客観的意見が凄く嬉しくてたまらない。
まさかサジさんもそう思ってくれてたなんて、早くサジさんに会って嬉しいって伝えたいと思った。
「あちーな、嫌がらせみてぇだな」
「お昼は避けるべきだったのかもしれませんね…」
お店に帰るとやはりと言うべきか、私もカイさんも汗が滲んでるのが肉眼でわかるくらい暑さにやられた。
裏から入ると中は熱気が籠ってて倒れそうになりながらも急いで居間の窓を開ける。
背中の汗が流れそうなほどに汗をかけば喉もカラカラでお水を貰おうと思って後ろを振り返ると、
「ッ!?」
突然唇を塞がれた。
あまりにも不意打ちすぎて理解するのに数十秒かかったと思う。
居間と台所をつなぐ間の長押(なげし)に手をかける長身なカイさんは私を見下ろすような感じでキスをしてきた。

