愛してるの表現。







ふざけた冗談を敦史たちが騒いでる

いつもと変わらない帰り道






莉奈が悠斗ともう一人の男と

俺らの集団の横を通った






あの悠斗と莉奈より前を歩くあの男、

前に莉奈と買い物してた奴だ









俺は無意識に美姫に絡まれてる

腕をほどいた






彼らから聞こえた会話は

想像もしていない言葉だった








『莉奈姉っ!はやくしろよ!!!


 莉奈姉の好きなハンバーグ


 なくなっちゃうよ~!』





『おいっ!ハンバーグ好きなの


 莉奈姉じゃなくて弟のお前だろっ!


 莉奈姉とりあえず行こう。』