莉奈は想像以上に俺のことを
受け入れてくれて
いつも賑やかな集団にいる俺も
時々孤独を感じる時があった
そんな時にも莉奈は傍にいてくれた
莉奈が俺の傍からいなくなるんじゃないか…
そんな風に思い始めたのは
俺が3年生になったときだった
莉奈が俺や敦史たちとは別の男と
一緒に歩いてるところを
制服だけでなく私服でも
よく見かけるようになった
そんな莉奈を離したくなくて
俺は過剰に束縛をしていたんだろう
ある日の夕方、莉奈が男と楽しそうに
買い物をしてる姿を見た
『今日の夜、なに食べたい~?』
ウキウキしてる莉奈を見て俺は
前から好意を持っていてくれた美姫を
求めようとしてしまったんだ
