新しく駅前にオープンした雑貨屋さんに
行きたかった私は先に学校を出て
一人で駅に向かっていた。
前を歩く生徒たちの中に
賑やかな集団を見つけた
それは紛れもなく蒼先輩たちで
卓也先輩と結衣先輩だけでなく
蒼先輩と美嬉先輩も
腕を組んで歩いていた
『てゆーか、蒼ほんとにいいのかよ!
美姫なんかで!!
あの可愛い可愛い莉奈ちゃんみたいに
こいつおっぱいねぇぞっ!!!
エッチも物足りねぇだろ!!
逝けないんじゃね?笑』
笑い飛ばしながら大きな声で言う敦史先輩に
負けじと声を張って応える美姫先輩。
『うっせぇよ!!!
おっぱいなくても色気あるから
すぐ逝けるっつーの!!!
ねぇ~?蒼!!!!』
先輩達付き合ったんだ…
私と付き合ったのは身体目当て?
私先輩のことちゃんと好きだったんだ
先輩は前に進めているけど
私はまだまだだ
菜々子たちとも仲直り出来てないし
だめだめだな…
