莉奈姉が寝付くと俺はリビングに降りた。





『莉奈寝た?』





お母さんが静かに聞いてくる。





「うん。泣き疲れたかな」





『菜月さんから全部聞いた



 どうすっかな~あの先輩。




 今回はまだ未遂で済んだけど

 いつでも守りきれるわけとは

 限らないからな』






「ほんとそれだよな~

 学年違うだけで階も違うし」






『言っとくけど悠斗今週もう

 自宅謹慎だからね



 どんな状況であっても

 人を殴っちゃだめだよ




 でもね、二人には感謝してる




 よく守った。ありがとう』






お母さんに言われて改めて

自分が先輩に対して

してしまったことを反省した








謹慎明けたら謝りに行こう。