*莉奈side
お腹には先輩の赤ちゃんがいて
"ごめん、いまの俺には経済力なんか
ないから生まないでほしい。"
と言われ、そのまま別れを告げられる夢を…
夢を見たんだ。
目が覚めると悠斗がいた。
『起きた?』
優しく聞いてくる悠斗に
「ごめんね!眠っちゃってた!」
そう言うと私の頭をくしゃくしゃに
撫でながら
『よしっ!じゃあ行くか!』
そう言ってくれた。
「ちょっと待って…」
夢のこともあって少し怖くなってる私に
『どうした?怖い夢でも見た?
俺が抱き締めて安心させてあげようか?』
心配そうに見ながらも冗談を言って
紛らしてくれた。
「ばか!笑
悠斗、ありがとう。」
