-夕方





菜月さんも家に帰り、

ママがキッチンで夕飯の準備を

しているときに私は気付いた。





ママが作ってくれた愛用している

巾着袋を教室に忘れてきた。







あれ、すごく大切なものなのに…







今から取りに行こうかな。







でも外も暗くなってるし

一人じゃ怖い。。









「ママー…」









『ん?なーに?莉奈どうしたの?』





私の目線に合わせて屈んだママに言った。