「莉奈姉が寝付くまでね?」
コクリと頷いた莉奈姉の隣に寝る。
少し距離を…と思うが
莉奈姉が俺の胸にピタリと顔をくっつける。
ヤベェー俺の心臓…治まれ!
『怖かったの…ごめん…なさい…』
まだ少し震えるその声に
俺は取り戻した。
『姉ちゃん?こいつも男だからね?
襲われないようにね。笑』
気付くと後ろにいた隼汰
『お前も襲うなよ?
俺の大事な姉ちゃん』
そう言いながら手渡してきた
保冷剤とタオル。
俺は苦笑いしながら答える。
「おう頑張る。」
俺は無言で莉奈姉が掴む裾に
しがみつく腕に目線を落とす
自然と隼汰も俺の目線を追う。
隼も気づいたな、莉奈姉の腕に…
