「んーなんか確かにやつれたかなー

 なにも無理してないつもりなん…」







『ただいまー』

『腹減ったー』

『いい臭いがするー』






話の最中に玄関から男たちの

大きな声が響く。






「あ!悠真!


 パパやお兄ちゃんたち

 帰ってきたよ!


 "おかえりなさい"しに

 行こうかっ!!!」







抱っこしてる悠真を連れ、

玄関に行った。







「おかえりなさい」







パパたち健兄、隼汰と悠斗を

迎えると悠斗がすれ違いながら

静かに悠真を私から引き離し抱っこする








『ただいま莉奈姉、

 悠真は俺のとこ来い』







ぐずる悠真を他所に悠斗は

部屋の方に行ってしまった。







それを見ながらニヤニヤしてた

男たちに気づくわけもなく

私はリビングに戻った。