『あ!莉奈!愛しの彼がいるよ!』






憎めない笑顔で彼のいる集団を

指しながら私を見る。







視線に気付いたのか集団の中の男の人が

こっちに手を降りながら大声で叫ぶ。







『莉奈ちゃーん!!!』







その声をきっかけにその集団にいる

10人ぐらいの先輩がこっちを見る。







(え…恥ずかしい。。)






ペコッと軽く会釈をした







彼が集団に冷やかされながら

こちらへ一直線に歩いてくる。







『莉奈、おはよう。

 昨日メール返さなくてごめんな?』







「ん?大丈夫ですよ!

 あの後すぐに眠っちゃったから。」