「夏子」 「なに?」 キョトンとしている夏子にお昼は一緒に食べられないことを伝えた。 「あと、伊藤くんと楓くんも用事あるって言ってた」 「へ、へえー!」 夏子は自分から群れるタイプじゃないから今日はきっとお昼は1人で食べる。 「本当にごめんね?」 「大丈夫大丈夫!」 眉を下げて言う夏子に胸が痛んだ。 ごめんね、多分あとちょっとで寂しい思いをさせるのは終わりだから。 …あ、今わたし上から目線だった。