ー僕の名前は沢城　健一郎。覚えておいてね？すみれちゃんー

「沢城さんか・・」

でももう話す機会なんてないよね、相手は三年生でモテモテの人気者なんだから

すみれは健一郎の事を考えるのは止めて目的の場所へ向かうことだけを考えた

「はぁー、ここは綺麗で素敵だなー」

街から少し離れた場所にあるすみれの秘密の場所

大きな木が１本あるただそれだけの場所だけどすみれにとってはお気に入りの場所だった

「えへへ、今日もいい天気」

すみれは芝生の上に寝転び空を見上げる


目には大きな青空映る

「空は広いな・・・・」



「本当に空は大きいよね」


突然の声にすみれは慌てて起き上がった

そこには健一郎が立って居た

「どうしてここに・・？」

「たまたま、通りかかったんだ。そしたら君が見えた」

「そうですか」

健一郎はすみれの横に腰を下ろした

「ねぇ、すみれちゃん」

「はい」

健一郎はすみれに顔を近づけた

「僕は君が好きだよ」

健一郎の言葉にすみれの心が跳ね上がった