「もう! 父上も母上も、 何をなさっていますの?」 どうやら、 このオバサンとオッサンは 夢子の親らしい。 ・・・なんか分かるな。 「夢子~、くす玉をキチンと 割れるようにしていたのにッ!」 「ごめん~夢子、 お父さんがキチンと つるさなかったから・・・ ぅッ・・・」 オッサンは泣きはじめた。 「官ちゃんッ! 泣かないでちょうだい。 人には誰しも失敗はあるわッ!」