「ゆうちゃん」
「おせ〜ぞ。てかさぁなんで泣いてんの?」
「さー……」
心配そうに見つめる瞳
ゆうちゃんが帰ったと思って泣いてたって言えないよぉ〜
「は、話って何?」
ゆうちゃんがガシガシと頭をかいている。
「あのさぁ……」
「んー?」
ゆうちゃんが少し頬を赤らめている。
「俺まだ返事聞いてねーんだけど」
「え??」
何?何?
過去を思い出したら
やっぱ
幼稚園の時のかなぁ?
いや、今は今だしさぁ……
「あ…最初から言うわー」
今度は、真っ赤になり言った。
「てめーの事がす………きなんだよ」
「えー」
今度は、うちが赤くなった。
うちは、悩みもしないで口より手が出ていた。
制服のネクタイを引っ張りキスをした。
「……え?」
2人とも真っ赤になった。
「そーゆーことだから」
と、ソッポを向いた。
「帰ろっか」
うちは、コクと頷いた。
下を向きながら照れてる事を隠した。



