ドキ

と、心臓が鳴り
顔が真っ赤になる。

「ん⁉︎」

うちを上目遣いで覗き……

「雪乃ちゃんどーしたん??」

きゃー

「な、なんでもない」

ちょっとツンデレ風に言って見た。

そ。と一言言いまた、再び歩きだした。

やっとこの息苦しい空間を逃れる事が出来る。

「じゃあね」

「うん。バイバイ」

と、手を振るゆうちゃん
そして、家に入った。

バタン

「おっ⁉︎雪乃おせかったじゃん」

「…………」

うちは、あんな優しいお兄ちゃんの事を初めて無視をしてしまった。
これじゃまるで真木達じゃん


だけど今……今はお兄ちゃんと話したくない気分だから……

真っ直ぐ部屋に向かった。
バタン

と、部屋のドアを開けてドアに寄り掛かり知らない内に眠りについていた。

この日うちは、何も考えないで夢も見ずに寝た。


だけど一つ考えてる事がある。

それは、



………………………



中山優雅