side雪乃


「貴方よね?」

そう話しかけられたのは、委員会が遅くなって帰ろうと思った時間だった。

もうすぐで7時になる。

それにしてもお人形さんみたいで可愛い〜

と、1人でジーと見ていたら急に話し掛けられた。

「貴方名前は?」

そう、聞かれたので自分の名を名乗った。


「七瀬雪乃です。」

「やっぱりそうね」

ものすごく小さい声で言ったからうちには、その言葉は聞こえていなかった。

「あっそうそう私も、七瀬っていーますぅ〜七瀬薫ですぅ〜」

本当可愛い
もしうちが男だったら絶対好きになってた。

そう軽く自己紹介をしたら薫ちゃんは帰って行った。

あのネクタイ赤だったからうちと同じ1年かぁ〜

と、独り言を言いうちも上履きとローファーを履き替えた。


カタン

履き替えたから朝来た道と同じ道を歩き出した。



数分後

家に到着。

多分今お母さんは、居ないと思う。

お母さんは、ゆうちゃんに会ってからなんか機嫌がいい。

けど、ここ最近また新しい彼氏が出来たらしく家に居るのは朝しか見かけない毎日。


家に入ると玄関には、見たことのない女物の靴が置いてあった。


それは、気にしないでローファーを脱いだ。

2階にあがるとお兄ちゃんの部屋から変な喘ぎ声が聞こえた。

なんだろ?
って思い少しドアを開けたら………