Voice-君の声をもう一度-

目をぱちくりさせる私に、お姉ちゃんは可愛らしく微笑んで私の頭をわしゃわしゃと撫でた。



「一人で食べるご飯は美味しくないでしょ? ホラ。ぼんやりしてないで早く下りるよ。もう、お姉ちゃんお腹ぺこぺこ出さぁー」



お腹を押さえてぐったりするお姉ちゃんの姿に、私の目頭がじわりと熱くなるのを感じる。

嗚呼。あったかいなぁ……。

いつだって、どんなときだって。お姉ちゃんはいつも私を優しく包んでくれる。

大好き。大好きだよ。お姉ちゃん。

思わずお姉ちゃんに抱きつくと、お姉ちゃんは驚いたように声をあげて、だけど優しい手つきで私の頭を撫でる。



「どうしたの? 空」



何でもないよ。お姉ちゃん。

フルフルと首を振ると、お姉ちゃんはクスリと笑みを零す。

大好きな大好きなお姉ちゃん。

どうか、お姉ちゃんが、幸せになりますように。

密かな願いを胸に、私は顔をあげるとニコリと微笑んだ。