「いーよいーよ。ってかYuuAちゃん
遅れてないからね。」

と一人のスタッフさんが教えてくれる。


私はまたもやみっちゃんに視線を……

っとやめとこう。

なんか、両手を合わせて何かを唱えて
いる姿が一瞬みえた………


「YuuAちゃん、じゃあ始めよっか!」


その声で私はマイクの前に立つ。



スタッフさん達はそこから少し忙しそうに動き出す。


〜〜♪
前奏が流れ始めたところで

すぅーーっと息を吸って第一声めを

お腹の底から出す


この曲は化粧品のCMの歌になるらしい

そのために作られた曲

そして、その曲を歌うのにぴったりな声

がたまたま私のこの声だった。