「ま、また後でゆっくり感想聞かせてもらおうか。
じゃ、また、放課後。」




そう言って、蒼衣くんは一人で学校に行ってしまった。





「そ、そんなぁ………」



膝がガクガクして、上手く立てない。


ほんの一瞬だったけど、私には十分すぎるくらいのドキドキだった。




「顔が真っ赤だ………」



なんだろう、この気持ち。

キスされた時も…別に、
嫌じゃなかったのは、どうしてーーー?