偽恋物語








「おい、てめぇ俺の素姓ばらそうとしてんじゃねぇよ。」










はい、屋上なう!





………じゃなくて!


…私の顔から冷や汗が垂れてきた。







「ど、どう言うことかな?
私は一言たりともあなたの素姓なんて………」



「言おうとしてたよね?」






「はい、すみません。」







"ちょっといいかな?"
と言うなりいきなり腕を引っ張られて
屋上に連れて来られた私は、

ピンチにおかされていた。