〜昼休み〜

「ねぇねぇ、加賀谷くんってぇどこから来たの?」

「前の学校でもモテモテだった!?」

「王子様って呼ぶね!!」



私の隣のイケメン君は、さっきから
質問責めにあっている。


「女子もよくやるね〜」

「ほんと、聞いてても疲れるよ。」

私と花音は、少し離れたところでお弁当を食べていた。

その前に、何人かの人がお誘いに来たけど、丁寧に断った。

「っていうかさぁ、あの人…瑶華と似てるよね、笑い方が…」

「うん、きっと裏の顔があるんだろうね」

それに、私はあの瞳が好きじゃない。
何もかも見通すようなあの瞳………