新学期。

美咲はクラス発表の掲示板の前で奈緒(ナオ)を見つけた。

奈緒は美咲の親友で
小3から中3まで
ずっと一緒のクラスだった。

奈緒はサバサバしていて
小さい事は気にしない
物事のYES、NOをはっきり言うタイプ

スタイルが抜群で
綺麗な背中まであるストレートの黒髪が印象的である。
可愛いよりも美人とゆう言葉がよく似合っている。
そして何より、いつも美咲のことを大事に思っていた。


「奈緒おはよっ!!」

「美咲、私たち同じクラスだよ!翔も一緒」

「ホント?翔も一緒かぁ
奈緒、良かったねー」

「うん!!」

奈緒は嬉しそうに頷いた。


翔は、奈緒の大切な人。

端整な顔立ちで流れのあるこちらも黒髪
背もスラッと高く奈緒と並んで歩くと
トップモデルの2人が歩いているようだった。

2人で教室に移動すると
翔が待ち構えていた。


「おはー」

翔は右手を挙げて満面の笑みを浮かべてた。
それを見た奈緒が手を振り翔の元へ駆け寄って行く。



黒板には出席番号順に席につくように指示されてた。