「翔、余計なこと言うな」

「…颯(ハヤテ)先輩と話したのか?」


「何があったかよくわかんねぇ、アイツ何にも言わねし」


「そうか」

「俺と佳奈のこと…」

「一斗!」

翔が慌てて一斗の言葉を静止した。

「…」

“佳奈先輩がどうかしたの?一斗と何かあった?"



「一斗…どうしたの?」

「美咲、悪いな…奈緒たちと一緒に帰れ」

「一斗!何があったの?」

一斗がリビングを出ようとした時、美咲が駆け寄った。

「来るな!…翔、頼む」



「一斗!まって」

美咲は一斗の腕に掴まった
だが、その手は静かに一斗の手によって離された。




「美咲、暫く会うの辞めないか?」