「今日から美咲は俺の特別だから」 「…特別?」 「そう、特別…美咲?これからは堂々と前を向いて歩け」 「…」 「美咲?」 一斗は美咲の顔を覗きこみ笑顔を見せた。 「一斗…ありがとう」 もう一度、一斗は美咲を抱きしめた。 抱きしめられた美咲は一斗の顔を見上げて微笑み そのまま空を仰いだ。