夏祭り当日。

待ち合わせの場所。

先に着いたのは、一斗と奈緒だった。


「奈緒、美咲の妹って…」

一斗は夏休み前の美咲の様子が気になっていた。

一斗が奈緒に問いかけた、その時、

「おーい!」

近くまで来ていた翔が手を振り駆け寄ってきた。

“まぁ、この話は後でいいかな"


「おぅ一斗、元気だったかぁ?」

「…ってか、まだ1週間経ってないだろ?
なんだ、お前ら毎日デートか?」

「当たり前じゃん!なぁー!奈緒」