午後になり 女子トイレに美咲と奈緒がやってきた。 「美咲!!最近、一斗と仲良いねー」 奈緒はメイクを直す鏡越しにニコッと笑った。 「そうかな?そんな事ないよ普通だよ!でも一斗とは何か自然でいられる」 「それだよ、それ」 奈緒は鏡越しから美咲に視線を移した。 「…それ?」 美咲も奈緒の顔に視線を向けた。 「そうやって、いつの間にか好き同士になっていくんだよ」 「えーっ!!ないない」 “本当は…そうなりたい…けど"