「うん…終業式のあと私に会いに来たよ海に行ったって
綾音ちゃんは泣いてた
私にものすごく悪いことしたって謝ったよ
綾音ちゃんは、もう一斗に会わないって」




「美咲、言い訳はしないよ
俺は、あの日だけは綾音を見てた」

「…」

「好きとか嫌いとかの感情じゃない、ほっとけなかった…俺の気持ちの中身は知らないのは当然だと思うけど信じてほしいんだ」


一斗も俯き唇を噛んだ