近くの公園に来た2人は日陰のあるベンチに腰かけた。 「一斗?何か隠してること無い?」 美咲は一斗の顔を一切見なかった。 「あるよ」 一斗も顔を見ずに遠くの方を見つめたままで答えた。 「何で?私は一斗の何だった?…思いもよらない人から全てを聞いたよ」 一斗はビックリした表情で美咲を横顔を見た。 「綾音…から?」 美咲は俯き瞳を閉じた。