終点の街は意外と静かで 木々の緑がたくさんあり 気持ちも、落ち着いた。 駅前にはコンビニとスーパーが一軒ずつあり ファミレスらしき建物は無かった。 「綾音、何か食べる?」 「うん、お腹空いたね」 少し遠くに見える青い景色を見つけた。 一斗は、その景色を指差し 「綾音!海だよ」 「うわぁー海だ」 綾音は目を輝かせ海を眺めた。 「あそこで何か食べようぜ」 コンビニでサンドイッチと飲み物を買い海の見える方向へと向かった。