一斗はすぐに姿を現し


「美咲、昼休みゴメンな」

一斗は少し元気が無かった。

「どうかしたの?」

「担任に呼び出されて…すぐに話が終わるって思ったし」

「そっか」

「翔と飯食ったの?」

一斗は美咲とは視線を合わさずに、そう言った。

「うん、2人とも食べてなかったから!」


「…そうか、美咲…一緒に帰る?」


「えっ!?何で、そんな事聞くの?」


「…ゴメン」

一斗は俯いた。

「一斗、変だよ、翔も変だった…」

「アイツの話しは辞めようぜ」

「…わかった」