一斗は美咲を家の前まで送って来た。


「送ってくれて、ありがとう」

「また明日なっ!」

一斗は美咲の頬を人差し指でプニッと押した。

「ふぇっ!!」


美咲は顔が赤くなっていくのが自分でもわかった。

「アハハ!美咲って、やっぱり可愛いなー、じゃ明日な」

一斗はフワッとした笑顔で手を振った。


“ウワッ何?その笑顔!!
なんかズルイよー
あっ傘を返すの忘れた…"