プラネタリウムのシートに座り冬の星座を見つめる 「…グスン、…」 “えっ!?" 美咲は一筋の涙を手で押さえ声をころして泣いていた。 「美咲?泣いてんのか?」 小さな声で美咲に聞いてみる。 「だって…綺麗すぎる…こんなにたくさん」 美咲は告白された日の夏の夜空を思い出していた。 「花火大会の日も星が綺麗だったよね」 「ん!あん時も綺麗だったなー」 2人は手を繋ぎ同じ気持ちで天上の星を見上げた。