キョロキョロ辺りを見回し

えーっと、一斗…いた!
一斗は窓際でクラスの男子と話していた。

「一斗!」

「おぅ!!美咲、もう良いのか?」

「うん、あのさ一斗!!
今日買い物付き合ってくれないかな?
桃花と一緒だけど」

一斗は笑って美咲の頭をクシャっと撫でて

「おぅ、じゃ迎えにいくか」

「ごめんね本当は桃花一人で行ければ良いんだけど、
“あれから"一人で出れなくて、今日は一斗も連れて来てって言うし」


「そうか、暇だし気にすんな
それよりイヴは2人で過ごそうなっ!」

「もちろんだよ」


2人で過ごす初めてのクリスマス。