「一斗…ありがとう」

美咲は一斗に抱きついた。

「何だ改まって」

「わからないけどね…ありがとうって言いたかった」

「そっか」

一斗は美咲の頭を撫でた。

「あっ遅くなっちゃうね」

美咲は一斗の胸から離れようとすると
一斗は美咲を引き寄せた。

「大丈夫」

「一斗…気をつけて帰って」

「おぅ!じゃあなっ」

一斗は美咲のおでこにキスをして
手を上げ左右に振って帰って行った。


“私、考えすぎなのかな"



“何があっても俺が助けるからな"