「拓也。今日お前んち行ってもいいか?」

幸弘はメガネのレンズをハンカチでふきながら聞いてきた。

幸弘はメガネをとると意外とイケメンだなと思う……………クソっ!


「あー…今日は親がいない日だ。なんなら泊まって行くか?」


「えっ!いいの!?泊まる!泊まる!」


俺の親は仕事で出張に行っている。
2人とも忙しいから基本俺が寝ているときに帰ってきて俺が朝起きた時にはもう仕事に行っている。


「拓也の家に泊まるなんて久しぶりだな~ 前はよく止まってたよな。」

「ああ。そんで徹夜してゲームしてたよな。」




小学校の時はいつも幸弘にべったりだったが中学になるとあまり2人で遊ぶことはなくなっていた。


「んじゃ!とりあえず荷物持ってくるからまた後で。」

「了解。」



今日は徹夜して夏休みの計画をたてようか。