チュンチュンとスズメの鳴き声
そんななか、私は大きくドアを開ける
「おっはよー♪」と大きくみんなにいい、堂々と入る
「おはよー!美雨!」といろんな子が話しかけてくる
そう、私、如月 美雨(きらさぎ みう)は
このクラス
いや!この学校のアイドルだ
「相変わらず可愛い!」
「いいなー!」なんて言われるのが当たり前
「おはよー!しかしあんたも堂々と入るよねー」と笑って話しかけてきたのは親友の優里香(ゆりか)
小1からの親友
つまり、七年間だ
「堂々?当たり前じゃん?」と優里香に言うが
「あんたぐらいよ、あんな堂々と」
まず堂々と入る必要問うわ、と言われ
「いいじゃん!ヘコヘコよりはさ!」と笑って終わらせた
にっこり微笑んでいれば、勝手に男子は惚れる
「あ、あと五分で授業じゃん、トイレついてきてー」との優里香から
「はいはーい」と返事をし、廊下に出る
男子が多いな
ザワザワ
あ、私が廊下に出たから騒ぎ出したわ
「美雨ちゃんめっちゃ可愛い」知ってるって
「悠斗様ー!こっち見てー!」え?誰よそれ?
優里香は興味なし
そのままトイレに入って行った
「悠斗様ー!」「玲様ー!」
廊下に戻ると女子がたくさん