神様のいたずら

「仕事場に決まってるだろ。」

「そういえば、なんでお前そんな気持ちは着ぐるみなんか着て・・・。」

神乃は、ぼおぜんとした顔できょうを見る。

「バイトだよ、バイト。」

きょうは、うさぎの頭の部分を腰に抱えてつぶやく。

「バイト?お前が?」

「なんだよ?」

きょうは、横目で神乃を少し睨むように見る。

「いや・・・なんか珍しいなと思って・・・。」

神乃は、ほおをかいてそっぽを向く。

「ああ・・・お前が帰ったあとでもうちは、相変わらず騒がしくてな・・・うちにまだいる奴やたまに帰ってくる奴もいるよ。」

きょうは、目を閉じる。

「・・・そっか・・・。」

「でも、ま。みんなも結構、忙しくしてるみたいだけどな・・・。」

「・・・うん・・・。」