神様のいたずら

「あ、はじめまして!!わたし、真堂美久!!よろしくね!!」

「えっ・・・。」

わたしは、顔を上げて美久さんを見る。

美久は、笑顔でチョコに手を差しのべていた。

「あ、えっと・・・さ、桜井千代子です・・・。」

わたしは、ゆっくりと美久さんの手を握ってそう言う。

「千代子ちゃんか~!!可愛い名前だね。チョコちゃんって呼んでもいい?」

「あ、はい。好きに呼んでもください。」

「うん、分かった。九条くん、ちょっとチョコちゃん借りるね。」

そう言って、美久は神乃にウィンクするとチョコの手を引いて歩き出す。

「あ、えっと、あのっ・・・。」

チョコは、美久にただ手を引かれて行かれるばかりだった。



「あのっ・・・美久・・・さん・・・?」

「・・・。」

美久は、前を向いたまま黙って立ち止まる。