神様のいたずら

「えっ・・・わ、わたしにくれるの・・・?」

うさぎは、ゆっくりうなづいた。

「・・・。」

わたしは、ゆっくりと手を出して風船を受け取る。

「あ、ありがとう・・・。」

うさぎは、またゆっくりうなづいた。

今度は九条くんを見た。

そして、九条くんにも風船を差し出した。

「どうも・・・。」

九条くんも、ゆっくりと手を伸ばして風船を受け取った。

「まったく、最近見ないと思ったら、こんなところにいやがって・・・まあ、元気そうでよかったよ。」

急にうさぎの着ぐるみの中の人がしゃべりだす。

「えっ・・・。」

わたしは、びっくりして声を上げる。

「その声は、まさか・・・きょうか・・・?」