神様のいたずら

「・・・。」

九条くんは、ジロリとわたしを見る。

「ご、ごめんねっ・・・。」

「いいよ、別に。気にしてないから。」

「・・・。」

わたしは、肩を縮こませる。

こういう会話って、もう何回目だろ・・・。

「・・・。」

わたしは、前を向いて目の前を歩く人たちを見つめる。

こうやって、九条くんの隣に今、いるのはわたしだけど本当は、わたしなんかじゃなくてもっとふさわしい人が九条くんの隣にいるべきなんだよ、きっと・・・。

遊園地って、こんなにもたくさん人が集まるところでそれぞれ一緒にいる人たちもいろんな関係があるんだよね・・・。

恋人だったり、親子だったり、親戚や友だちだったり・・・。

その中で、たくさんの出会いもあるんだよね・・・。

そう考えるとわたし、どこかでその美久さんに会えるかもしれない・・・!!

いや、それともすでにどこかで出会ってて、すれ違いをしたかもしれない・・・。