神様のいたずら

「僕の世界にはこんなものはなかったからな・・・。はじめて、この世界に来たときに一目惚れをしたんだった・・・。すっかり忘れてたよ。」

「・・・一目惚れ・・・か・・・。」

わたしは、少しうつむいて小さくつぶやく。

「うん。これに出会ったのは僕が幼い時だったからな・・・。」

「・・・そっか・・・。」

わたしは、ボーッとした目で九条くんのゲーム機を見つめる。

「はい。」

わたしは、スポーツドリンクを九条くんに差し出す。

「あ、ありがと。」

九条くんは、スポーツドリンクを受け取る。

「うん・・・。」

わたしは、うつむいて足をゆっくりと動かす。

「あ、お金払うよ。いくらだった?」

「あ、いいよいいよ。わたしが、無理させて九条くんにジェットコースターなんかに乗せちゃったんだし。」

わたしは、手を振って否定する。