神様のいたずら

「ん?」

九条くんは、わたしの声に気付いて手を止めてわたしを見る。

「・・・。」

わたしは、頬をふくらませたままじっと九条くんを見つめる。

「わたしとデートするよりゲームのほうがいいのね。」

「あっ・・・いやっ・・・ちがうっ・・・。」

九条くんは、あわてて手を振る。

「こ、これはなんて言うか・・・その・・・き、気持ちを落ち着かせるために・・・。」

そう言って、九条くんは唇をとがらせる。

「気持ちを落ち着かせるのにどうしてゲーム?」

わたしは、少しため息まじりにつぶやきながら九条くんの横に座る。

「うーん・・・なんでかな・・・。」

九条くんは、ゲーム機の画面を見つめる。

「めずらしかったのかもしれない・・・。」

「え?」