第5話「初デート」

「あ、えっと・・・じゃあ、中に入って待ってて。」

「あ、うん。おじゃまします・・・。」

わたしと、九条くんは家の中に入る。

「ちょっと、着替えてくるねっ・・・。」

「あ、うん・・・。」

「あ、そうだ。待ってる間に何か飲む?」

わたしは、手を合わせて言う。

「ああ、大丈夫だよ。お構いなく。」 

「・・・あ、そう・・・。分かった・・・。」

わたしは、モジモジする。

「・・・。」

「・・・。」

そして、しばらく沈黙が続いた。

ピンポーン。