そんなことをぼんやり考えていると
視界にハゲ頭が入り込んできた。
「うお!まっちゃん!」
「高尾、今俺のこと馬鹿にしただろ」
エスパーかよ。
てか、担任様が俺に何の用?
なんかしたっけ…
「高尾、お前笹山と1番仲良いのか?いいよな?じゃあお前からも笹山にサボるなって言っといてくれ。」
うお、一方的に話されすぎて何も言えね。
さすがまっちゃんだぜ。
「いやぁー言ってるんですけどね!全然相手にしてもらえないんすよー」
頭を掻きながら困り顔を作り言う。
そんな俺を見たまっちゃんは少し驚いた後、とっても、そりゃ本当に満足そうに
にやりと笑った。
