窓際の王子



そんなことをぼんやり考えていると



視界にハゲ頭が入り込んできた。




「うお!まっちゃん!」



「高尾、今俺のこと馬鹿にしただろ」



エスパーかよ。


てか、担任様が俺に何の用?

なんかしたっけ…



「高尾、お前笹山と1番仲良いのか?いいよな?じゃあお前からも笹山にサボるなって言っといてくれ。」



うお、一方的に話されすぎて何も言えね。


さすがまっちゃんだぜ。




「いやぁー言ってるんですけどね!全然相手にしてもらえないんすよー」



頭を掻きながら困り顔を作り言う。


そんな俺を見たまっちゃんは少し驚いた後、とっても、そりゃ本当に満足そうに



にやりと笑った。