私は帰宅しながらママ達に言う言葉を
考えている。
言葉というのは学校を辞める理由…。

ガチャ

「ただいまー。」

妹のあゆみがおかえりーと言いながら
お風呂場へ向かっている。
そのすきに私は
ママに学校を辞めることを告げた。

ママは、
「実はね、学校からたくさん電話がきてたんだよね。学校もしつこいしママは辞める、辞めないどっちでもいい」
そう言ってくれて少し安心した。

パパになんて言おうか迷い私はこの時
言えずにいた。
なんせ、高校受かった時喜んで
くれた人物だから。

とりあえず真治にLINEしよーと思い
真治にLINEした。
それと同時に彼氏にも連絡したのだが
私は彼氏と連絡するのが徐々に嫌になった。

「明日饅頭屋さんいかなきゃだしねよーと。」

そう言って私は寝た。

翌日、私は饅頭屋に向かった。
いつものように店に入り準備をし
饅頭を売った。

そしたらバイト先の先輩に話しかけられた。
「田口さんって高ちゃんの弟くんと仲良いんでしょー?」
高ちゃんとは真治のお姉ちゃんの
事だ。
「はい、仲良いですよ!」
「でも、田口さん彼氏いるんでしょ?」
「居ますよー!」
「いいの?男と遊んでて」
「彼氏とはうまく言ってなくて…
実をゆうと好きなんですよね」
なぜか私はバイト先の先輩に言ってしまった。
そのあとなんで言ったんだろうと思い
後悔した。
その日のバイト終わりは決まって真治に会いに行こうとした。

[今から真治っちに行くねー!]
と言って私は真治の家に向かおうと
思ったのだが真治のいえの行き方を忘れてしまいどう行くか迷ってしまった。
そしてまさかの迷子…笑っ

そしたら、真治からLINEきた。
[今どこ?]
[あかね、道に迷ったみたい笑
でも、すぐにらいくから待ってて]
[迷子ですか( ̄ー ̄)笑
いまどのへん?]
[なんかケーキ屋さんがあるとこ!]
[ケーキ屋さん?笑大通り?]
[たぶん。笑]
そしたら連絡が来なくなった。
私は必死に真治の家を探したその時だった。
前から走りながら真治の姿が見えた。

「えっ?」

おどろきのあまり声がでてしまった。
「茜、迷子になってんなよー笑」
と笑いかけてくれた真治。
「わざわざ探しにきてくれたの?ありがと。」
そういった私の心は真治一色だった。

そして、いつものマクバのベンチに座った私たち。

するとケータイの着信が鳴り響いた。

相手はママからだ。
何だろうと思い電話を手にとったその時。
「あかねー?今あかねの隣」
「はっ?」
そういって隣をみた瞬間確かにママがいた。そして私はママに近寄り
「タバコ二本ちょーだい」といった。
ママはタバコを渡してくれ
「あの子みたことある!茜の彼氏?」
と聞いてきた。
そう、ママは一回だけ真治にあったことがあるのだ。
セブンで真治がバイトしている時にママと茜は学校から呼び出しをくらい駅に行く前にママとコンビニに寄ったらちょうど真治がレジを打っていたのだ。
私は彼氏と答えたがったが彼氏ではないため友達だよー、ほらセブンで会ったじゃんといった。

そしてママは納得した顔になりそのまま私とバイバイし、真治に
タバコを渡した。
「あげる!ママから貰った!」
「いいの?ありがと」
と嬉しそうな顔になった。
その時ママからの電話がありでたら
「もしもし?あかね?あのさ、その子タバコ大丈夫だった?ほら、タール高いから心配になった」
私は大笑いしながら大丈夫と答えた。
電話を切り私は
真治に話の内容を話した。
真治も大笑いして
「天然なとこ茜にそっくりだな」
と言ってくれた。
そして、私たちはタツキ家に向かった。
今日は呑み会らしい。
私たちはそのまま泊まり
タツキママさんが
「あかね、そういえば学校は?」
「あ、私雨の日は学校お休みなんです」
とか笑いながら話をしてた。

真治といるときは彼氏のことも
学校のことも考えなくてほんとに
心が和やかになった。