もうすぐ冬休み。
二学期の行事も全て終わり、あとは終業式を待つのみ。
「な、直樹くんっ!」
空に呼ばれて俺は顔を上げる。
『どした?』
「あのね、あの………冬休みの事なんだけど…」
いつものようにもじもじと言葉を発する。
「部活の休みとか合わないかもしれないけど、頑張って合わせるから!だから……たくさん会ってください」
精一杯の空の言葉にはいつも笑みがこぼれる。
だけど、その時妙な気分になった。
針で心臓を刺されたような、そんなツンとした痛み。
『うん、いくらでも会うよ』
俺がそう返すと飛び跳ねるように喜ぶ空。
それを見てまた少し痛みを感じた。


