隣の一番星



「俺、奈美乃ちゃんにフラれちゃったんだ。」






一瞬、時が止まった。






『え、今なんて言いました?』






秋の涼しい風が肌を刺激する。
それと同時に先輩の言葉も思考を刺激する。







「フラれたんだ。恋としての好きじゃなかった、って。」






『……そ、そうですか。』







奈美乃の後夜祭の時の言葉が本当だった事に驚いた。
そして、なぜその事を二人して俺に言ったのかという疑問が生まれた。





先輩が俺にそんなことを言ったところでどうなってならないのに。





幼馴染という力を利用してよりを戻したいとか言うのか?
ま、そんな人には見えないけど。







でも、もし奈美乃の言葉が全て本当なら。



そしたら、






奈美乃は俺の事………。