少しの間その辺でフラフラしていた。
結局学校に着いたのは一時間目が終わった頃だ。
「岡田くんっ。大丈夫?」
真っ先に笹川が走ってきた。
『わり、寝坊しちまった』
「なーんだ、良かった!事故に遭ったのかと思っちゃったよー!」
黒板には白い大きな文字で文化祭と書かれている。
そーいや、一時間目はホームルームだったな。
体育大会終わったとこなのにもう文化祭かよ。
「私達は茶店するんだって!」
『茶店か、普通すぎだな。』
「文化祭、一緒に回ろうねっ」
無邪気、無邪気な笹川。
俺の心を満たすようにくすぐる。
笹川といるときっと、毎日楽しいんだろうなって思う。
いちいち奈実乃の事に反応してられないって!
笹川を好きになるって決めただろ。


