隣の一番星





その日の夜、俺は懐かしい夢を見た。






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「う、わあ〜!お姉さん綺麗〜!」


「ありがと、奈実乃ちゃん」






女の子なら誰もが一度は着て見たいと願うウエディングドレス。



それに身を包んだ家の向かいのお姉さん。






いつも俺と奈実乃と遊んでくれるお姉さんと一緒に暮らしてるお兄さんの結婚式だ。






俺が生まれて初めて出席した結婚式だ。








「みてみてー!直樹っ!お姉さんとお兄さんお似合いだあー!」


『ほんとだー。お兄さんきまってるな!』





もちろん、ちゃっかりと俺たちもおめかしをしている。







「奈実乃も大きくなったらあんなお似合いな人に出逢えるかなー?」



『出逢えるでしょ』



「出逢えなかったらどうしよ」



『そん時は俺が貰ってやるよ』



「うんっ!」







この時が一度目のプロボーズ。
あの星空の日が二度目のプロポーズ。





そんな事も俺たちは忘れてしまったのか。